珍しいものづくり体験をお探しの方、こんにちは。
この記事では、ものづくり体験マニアの方々に向けて、ちょっと変わった、それでいてちゃんと日本の伝統文化が学べる体験をご紹介していきます。
それも、あの愛知県が誇る伝統的工芸品「尾張七宝」と呼ばれるカラフルで美しい焼き物を手作りできる体験があるんです!しかもそれだけじゃなく、もちろん自分で製作した七宝焼きはオリジナル要素あり、当日その場で持ち帰ることができます。
貴重な体験をして、学び、そして思い出に残る素敵なを手づくりしましょう!
【愛知県・七宝町】超美しい伝統工芸!オリジナルの尾張七宝をつくれる「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さん
場所 | あま市七宝焼アートヴィレッジ 〒497-0002愛知県あま市七宝町遠島十三割2000番地 |
営業時間 | 受付時間 9:30~15:30 (製作時間/180分の作品は13:30に受付締切、120分の作品は14:30に受付締切、90分の作品は15:00に受付締切) |
アクセス | 交通機関をご利用の方 名鉄津島線「七宝駅」から徒歩約30分 名鉄津島線「木田駅」からタクシー約5分 お車でお越しの方 名古屋第二環状自動車道「大治北IC」「甚目寺南IC」より約5分 |
施設 | 100台収容 無料 予約不要 |
愛知県尾張にある「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さんは、なんと天皇皇后両陛下も訪れたことがあるという、愛知県では有名な施設です。最近でも、在フィリピン共和国総領事館総領事の方が訪れたとういうニュースが掲載されており、かなりちゃんとした有名な公立施設なんですね。
そして、もちろん名前の通り、伝統的工芸品「尾張七宝」がテーマになっており、尾張七宝について幅広い分野から楽しく学べるような施設内容を展開しています。そのうちのひとつが、実際に自分たちでオリジナル七宝焼きが作れる七宝焼き体験です!この体験では、実際に職人さんのサポートを得ながら、世界に一つだけの七宝焼きをつくることができるんです。しかも、作れるバリエーションはなんと30種類以上!
もちろん魅力はそれだけではありません。いちからすべての魅力を解説していきます。
カラフルでキレイな七宝焼きは、実は愛知県・尾張から広がった
七宝焼き(しっぽうやき)は、金属の表面に色とりどりのガラス質の釉薬をのせて焼き付ける技法で、古代から存在しました。この技法は、古代メソポタミア文明や古代エジプト文明に似たものが見つかり、その起源はさかのぼることができます。シルクロードを通じて、この技法はヨーロッパから中国を経て日本に伝わったと言われております。
そして1833年、梶常吉という名古屋市の住民が、オランダ船により輸入された七宝の皿からその製法を発見し、改良を加えたのが尾張七宝の始まりです。彼の発見により、尾張地方での七宝の製造が急速に広まり、愛知県尾張地方が日本の七宝製造の中心地となりました。
そんな尾張の七宝焼きが、「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さんでは実際に自分の手で作りながら、体験・学習ができるんです!
30種類以上のメニューから自分のオリジナル七宝焼きをつくろう!
「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さんで楽しめるのオリジナル七宝焼き体験は、自分で作るアイテムを選んで、自分でデザイン・加工ができ、そのまま持ち帰ることができます。
では、具体的な工程を見ていきます。
金属の素地を選択
まずは、絵具を塗る素地を選択します。
シンプルな丸いだけのものから、たい焼き型の箸置き、羽のかたちのペンダント、指輪、果ては手鏡や表札まで!メニューは30種類の中からお好きな物を選んで作れます。
ガラス質の絵具を塗る
さあ、メインの工程です!
先ほどの工程で自分のすきなかたちを選んだら、そこに好きなガラス質の絵具をのせていきます。
いわゆる釉薬(ゆうやく)なので、塗る段階の色や質感が、高温の熱が加わることでまったく違うものへ変化します。その変化を考慮して、デザインを考えるのが、難しくて楽しい!
もちろん職人のサポートがありますので、いろいろ釉薬についても聞いてみましょう。
約800度の電気炉で1~2分焼く
最後に、高温の電気炉で短時間で焼きをいれます。もちろん、この部分は職人さんがやってくださるので、ご安心を。
我々は、完成を待ちましょう!さて、釉薬の色がちゃんと自分が考えた通りになっているのか、、、わくわくが止まりませんね。
完成!
どうでしたか。皆さん、自分が想像下通りの色合い、質感になっていたでしょうか?
思っていたのと違う完成品になっていても、それはそれで面白い。これぞまさにオリジナルこそのクオリティですね。まさに、記念品です。
そして、こんなに楽しいのに、なんと1,000円〜!安すぎる!
下記に詳細な値段含めて、体験内容をまとめておきます。
場所 | あま市七宝焼アートヴィレッジ 〒497-0002愛知県あま市七宝町遠島十三割2000番地 |
営業時間 | 受付時間 9:30~15:30 (製作時間/180分の作品は13:30に受付締切、120分の作品は14:30に受付締切、90分の作品は15:00に受付締切) |
アクセス | 交通機関:名鉄津島線「七宝駅」から徒歩約30分 名鉄津島線「木田駅」からタクシー約5分 車:名古屋第二環状自動車道「大治北IC」「甚目寺南IC」より約5分 |
施設 | 100台収容 無料 予約不要 |
体験値段 | 1,000円〜 ■オプションメニュー ・マグネット/ペンダント/ブローチ/箸置き/爪切り/ピンバッチ:500円/名 ・帯留め/バラのブローチ/ループタイ/スプーン・フォーク:1,000円/名 |
体験時間 | 1時間~(オプションをつけると時間が変わります。) |
対象 | 4歳〜 10歳未満の方は保護者の同伴が必要 |
体験が終わったら、七宝焼ふれあい伝承館で七宝焼きの作品展示を楽しもう
技術を体験できる施設のいいところは、学びある時間としても過ごせる点ですよね。「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さんは、七宝焼きについて学べる施設として「七宝焼ふれあい伝承館」を併設しております。
中に入ると、いきなり巨大な七宝焼きの展示がお出迎え。それだけでなく、なかは尾張七宝の超クオリティの高い、歴史的価値ありの作品がたくさん展示されています。また、季節限定の企画展示も定期的に行っており、盛んな活動が見て取れていいですね。また日本の伝統技能への理解が深まりそうです。
カフェや中庭、広場もあり、施設自体が広大でお土産も盛りだくさん。
「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さんは、「七宝焼」をテーマとした「見て」「触れて」「学んで」「体験する」ことができる総合施設であるだけあり、ほかにも楽しいところが盛りだくさん!おしゃれなテラスのあるカフェや、素敵な中庭、ひろ~い芝生。公立の施設だけあり、かなり力入っております。
また、公立施設らしいのが、交流ホールが用意されているところ。観光客だけでなく、地元の住民にもとても愛されている施設なんですね。
そして、上述の博物館だけでなく、動態展示として、職人の生技術を見学することもできます。もちろん無料。
そしてご待望、お土産も充実!尾張七宝のオリジナルグッズがたくさん販売されております。
七宝焼き体験を楽しんだあとも、まだまだ楽しめるところがたくさんあるのが「あま市七宝焼アートヴィレッジ」さん!充実した一日を過ごせます。
日本モンキーパークや明治村。尾張ってレトロ好きにはたまらない観光地がたくさん!
尾張にはまだまだ最高の観光地が待っています。日本モンキーパークは絶叫マシンから、小さなキッズも乗れるのりもの、そして超広大なプールまである超楽しい遊園地です!こういう地域の遊園地って、意外にすいていて、クオリティが高い穴場が多いですよね。
また、明治村も穴場で最高!レトロで実際の明治の建築物の雰囲気を存分に楽しむことができます。そのなかには、ヨハネ教会堂や西郷從道邸など、国に指定された重要文化財も含まれています。本当に貴重なものがみれるお得な施設です。最近は明治時代が舞台背景の漫画が流行っているおかげで、穴場だった施設ですが、利用客も増えてきているみたいですね。
まとめ
七宝焼き体験は、とても貴重な日本伝統文化を体験できるアクティビティです。まさに歴史と美しさの融合したこの技術は、創造力や集中力をはぐくみながら、楽しいひとときを提供してくれます。沿革から始まった七宝焼きの美しい世界を、一緒に探求してみませんか?きっと、素敵な思い出の品ができあがるでしょう!
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