自分に翼が生えて、自由自在に空を飛びまわる。ライト兄弟に始まり、空を飛ぶことは人類の長年の夢ですよね。
その夢を、もはや人類は叶えつつあるのはご存知でしょうか?
“ジェットパック”という機械は、勢いよく水を噴出して空中浮遊する、水上アクティビティとして聞いたことがある方も多いかもしれません。
実はこれ、もう2020年に、“陸上”から高度1,800メートル付近まで飛行することに成功しているんです!
ABCニュースで公開された実際の飛行映像をご覧ください。
すごいですよね!まるでアイアンマンのように自由自在に飛んでおります。
本記事では、巷で話題のジェットパックについて、我々庶民にも手に入れられるのか、様々な側面で紹介していきます。
ついに陸地から!空飛ぶジェットパックの進化
ジェットパックといえば、水を勢いよく下に噴射し、海の上でバランスを取りながら空中を楽しむ、水上アクティビティを思い浮かべる方がほとんどだと思います。
そう、まさに↓の画像のような感じですね。
なんと、こちらの水上アクティビティのジェットパックでさえ、大手総合サイトで 9 件しかヒットしませんでした。まだまだ新しいアクティビティなんですね。
といっても、民間人も1 万円も払わずに体験できるくらいには、技術としては目新しいものでもなくなってきているようです。
しかし、ついに2020年10月、なんとドバイで地上からのジェットパック離陸に成功したのです。これまで水圧での飛行ばかりが注目されていましたが、ついに地上からの離陸も実現。
このABCニュースで掲載された動画を通じて、空を自由自在に飛ぶ姿は、動画内にもあるようにまるでアイアンマンだと世界に称されています。
動画をご覧いただくと、数分間の飛行ではるものの、地上からジェットパックで美しいドバイの景色を満喫し、高度6,000フィート(=1,800mメートル)付近でパラシュートを開いて着陸する様子が捉えられています。今回はパラシュートでの着陸でしたが、ニュースによると、今後はパラシュートなしでの着陸を目指していることも示唆しており、一般向けジェットパックの可能性に期待が高まっています。
持ってる人は持っている!?ジェットパック飛行人間、相次ぐ目撃情報
実はこんな新しい技術ですが、2020年にはすでにアメリカにおいて、ジェットパックで自由自在に飛んでいる人間の目撃情報が相次いで報告されているのです。しかも1度ならず、2020年8月に2回、10月に1回と、なんと飛行機と並走までしているんだそう。
10月の目撃情報では、アメリカの中華航空の乗務員が、空中を飛行するジェットパックの姿を目撃し、FBIに通報まで行いました。しかし、まだその正体は明らかになっていません。このような行為は危険ですが、新しすぎる技術のため、法整備が追い付いていないようですね。
そしてさらに、2023年8月にはペルーの奥地で、なんと違法に採掘していた人間がジェットパックで飛行して逃げる様子が目撃されました。彼(彼女?)は、このあたりで違法に金を採掘するギャングの一員だったと報告されています。
最初はまさか誰もがジェットパックだとは思わず、ペルーの奥地で「空を飛ぶエイリアン」現る!という動画で大変話題になりました。それが、実はふたを開ければジェットパックで飛行するギャングだったとは。またそれはそれで話題をかっさらいました。
どうやら銃を2発も撃ち込まれたようですが、当たらなかったのか、空遠くに飛んで逃げていったそうです。
ペルーのギャングも持っている、このジェットパックって、どこかで手に入るのでしょうか?次はそこを調べてみましょう。
市販している?ジェットパックはどこで買える?いくら?
実は飛行用ジェットパックの開発をしている会社はいくつかあります。レジャー向けではなく、災害救助用などへの応用も目指している会社が多いようですね。そこで今回は、主要な3社について着目して、気になるお値段など、見ていきたいと思います。
マーティン・エアークラフト・カンパニー(Martin Aircraft Company)

こちらはニュージランドの会社、ドバイ消防が導入したとのことで一時期話題になった有人ジェットパックを開発した会社です。調べてみると、「2016年いよいよ発売!」というようなタイトルの日本語記事がいくつか並んでいるが、一番新しい記事でも2016年で更新が止まっているようだ。怪しい…。
早速公式サイトをチェック。

最新のニュース(LATEST NEWS)が2017年…?あ、怪しすぎる。
その、2017年のニュースを見てみると、、

“近々中国のカスタマーにデモンストレーションを行うぞ!”と意気込んでいますね。どうやら、次はまだデモンストレーションの段階っぽいです。これでニュースが止まっているので、、、あとはお察しですかね。
気を取り直して次の会社を。ペルーのギャングが持ってるのだから、どこかで売っているはずなんだ!
イギリスのベンチャー企業 Gravity Indusries社

うおお!これは!公式サイトがかっこよすぎます!
これは期待できます。
そして、なんと公式サイトにフライト体験とフライトトレーニングまで用意されています!

体験料金は、ポンドで税抜き£2,200 、USドルだと$3,500 です。
日本円に為替すると、ポンドだと約40万円、ドルだと約50万円です!(2023年8月現在)
まあまあまあ、こんなものでしょうか、という値段ですかね。
マリンスポーツのジェットパックは1万円を切るのに、とは言ってはいけません。
5 つのターボジェット エンジンを積んだ、1050 馬力もあるグラビティ ジェット スーツで、最高の飛行体験ができるのです。そう思うと、安いものかも?
どうやら、ダイダロスというモデルで一般販売も予定されているようだが、確かな公式情報は見つけられず。しかし、公式HPをみると名だたる企業が投資を行っているようなので、今後に期待大ですね。
とりあえず、お金を払えば、一般人でも体験はさせてくれそうなことだけはわかりました。
ZAPATA RACING社開発のフライボード・エアー
こちらの製作者はフランキー・ザパタ(Franky Zapata)さんで、水上バイクの元世界チャンピオンのかたです。
これは今までに紹介してきた”スーツ型”ではなく、筋斗雲のように乗るだけのタイプで、まさに名前のとおりボード感満載です。

こちら小さいからといって侮ることなかれ。最高飛行高度は3000mにもなり、なんと最高時速は200km/h!
もはや、こんな小さい板で時速200kmのスピードで空を飛ぶのが怖いですが。
連続可能飛行時間は10分間ですが、ジェットボード界ではまあまあの成績です。数分間しか稼働しないなんてのもザラですから。
この小さい機体にジェット・ターボ・エンジンが5機搭載され、背中に背負ったバックパックに燃料が入っており、それとボードがチューブでつながっている形状です。
そして気になる価格は、297,500€。日本円で、4730万 円(2023年8月現在)です。Oh。
逆に言えば、億単位ではないということ。高級な住宅を買うのと同じ値段で手に入ると思えば、買えなくない値段なのかもしれませんね。
日本ではできないの?ジェットパック体験
いや、そんなの買えねーわ!という方、そりゃそうですよね。そんな金額があったとしても、永久保有しようと思って購入する方も稀だと思います。
でも、一度は体験してみたい!そういう人は多いのではないでしょうか。
そこで日本で行われている陸上のジェットパックを調べまくってみましたが、残念ですが、ありませんでした…。
しかし、ここであきらめてはいけません。いつか日本に来るべきときのために、水上アクティビティである海上ジェットパックで操作性を慣れておきましょう。
なぜなら、陸上のジェットパックもエンジンの気圧で浮遊し、水上アクティビティのジェットパックも水圧で浮遊するので、操作性は大変似ているのです。
水上アクティビティのジェットパックも、日本最大級のレジャー総合情報サイト
こちらは兵庫県の体験の様子↓
とても楽しそうです。
地域ごとに水上ジェットパックを楽しめる施設をピックアップしましたので、ぜひこの夏チャレンジしてみてくださいね。
【千葉県】

【静岡県】

【和歌山県】

【兵庫県】

【長崎県】

【沖縄県】

まとめ:
ジェットパックによる空中飛行の可能性は、近い将来人間の夢を現実にするかもしれません。技術の進化や安全性の向上によって、一般向けのジェットパックが実現する日も近いでしょう。しかし、まだまだ水上ジェットパック体験も珍しい体験アクティビティの時代です。
夢の実現に向けて、期待と冒険心を持ちながら、マリンアクティビティの水上ジェットパックでいっぱい遊びましょう!
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