映画には時折、主役たちの活躍に引けを取らない、独自の存在感を放つ名脇役たちが登場します。その中でも、サイクリストたちは物語の重要性にかかわらず、ついつい自転車を目で追ってしまいますよね。その気持ち、わかります。
今回は、自転車たちはまるで無名のヒーローのように映画の舞台を彩ります。彼らの存在は感動的で、しばしば物語に深みを加え、観客たちに印象的な瞬間を提供します。ここでは、数々の名作映画に登場する名脇役自転車たちに焦点を当ててみましょう。
『E.T.』(1982)
ポチップ～あらすじ～地球に取り残された異星人と子どもたちの交流を描いたスティーブン・スピルバーグ監督による大ヒットSF…
（参照：https://eiga.com/movie/42364/）
『E.T.』といえば、このシーン。異星人 E.T. のかごに載せて空を飛ぶ自転車シーンは、あまりにも有名ですよね。この映画ではまさに自転車が感動的な友情の証となり、観客たちの心を鷲掴みにしました。
さて、この自転車、実は日本、しかも大阪のメーカーが作ったものだということをご存じでしたでしょうか？
（参照：https://www.kuwahara-bike.com/）
大阪今里発の自転車メーカー KUWAHARA では、はやくも 1979 年からアメリカに展開し、BMX チーム “Kuwahara BMX Team” を発足していました。アメリカの BMX は大流行の真っただ中、BMX キッズたちのなかでは日本製のブランド Kuwahara BMX はとても品質が高く、雑誌で度々特集が組まれたりするほど人気だったそう。
そのなかで、E.T. 撮影前のスピルバーグ監督が BMX に乗ってる子供達に聞いたところ、みんなが乗りたい憧れのモデルは Kuwahara BMX ！と即答で返ってきたために、我らが日本が誇る BMX 自転車が映画撮影に採用されました。
ポチップ現在、E.T. モデルの KUWAHARA 自転車は、どうやら取り扱い自転車メーカーの現地でしか購入することはできないようです。
しかしながら、KUWAHARA さんの BMX 自転車を通販で購入することも可能なモデルもたくさんあるので、ぜひいろいろ物色してみては。
名脇役の自転車たちは、映画の中で主要な役割を果たし、時には物語において感動的で不可欠な瞬間を生み出します。彼らはただの乗り物以上の存在であり、サイクリストとしてはどうしても注目しちゃう部分ですよね。
今後も有名映画作品の自転車を特定でき次第、こちらの記事を更新していきたいと思います！
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