夏休みが始まり、小学生たちは宿題と遊びに明け暮れる最高の夏を味わっているなか、お母さん、お父さん、時間に追われていませんか?
毎日の平日だけでも大変なのに、お子さまの通学がないとこんなに大変だとは。
また、最終日に宿題がたまって泣くのは、お子さんだけでなく、ご両親こそ泣きたくなるはず。
ここで、日帰り旅行がてら、夏休みに自由研究だけでもサクッと済ませませんか?
この記事では、関西にお住まいの小学生のお子さまがいらっしゃるご家庭におすすめの自由研究を兼ねた旅行先をご紹介します。
1 日で大物宿題がまるっとひとつ終わるので、お子さまもご両親も、なんだか安心しますよ。
↓こちらでも紹介しています
旅行 兼 自由研究をおすすめする理由
旅行先で手作り体験をすることは、ただ見るだけでは味わえない素晴らしい経験です。
旅行を兼ねた自由研究、もしくは、自由研究を兼ねた旅行、どちらでもよいですが、夏休みのお子さまの体力を持て余す親御さんには、大変おすすめな一策です。
その理由を解説していきます。
手作り体験旅行で、自由研究の作品作りが1日で終わる!
お子さんが夏休み期間中、大人側の悩みは大きく 2 つあります。
それは、存分に楽しませてあげる時間がないことと、宿題の進捗が分からず不安であることです。
どちらの問題も、夏休みがない大人には、そんな時間がないことから起こる悩みですね。
このどちらも解決できるのが、旅行 兼 自由研究なんです!
小学生の夏休みに楽しい思い出をたくさん作ってあげたいという、当然の想い。
時間がなければ日帰りでも、小旅行やお出かけには連れて行ってあげたいところです。
そもそも、出かけられない状況が続くと、お子さんも黙っててくれませんよね。
そして、夏休みの最後には、宿題が終わって子どもに泣きつかれ、なんでしてなかったのと怒鳴る日々が待っていると思うと、ちょっと背筋がぞっとします。
子どもが夏休みの宿題を終わらせているのかも、気になって聞いてしまって、嫌がられるなんてこと、夏休みの日常茶飯事ですね。
お子様の思い出も作れて、気がかりな大物の宿題が 1 つ終わる。
時間のない我々大人にとって、これほどありがたいことはありません。
体験旅行は思い出深い
そもそも、自由研究や夏休みを抜きにしても、お子様がいるご家庭の旅行に、体験系の旅行はダントツでおすすめなんです!
なぜなら自分で体験することにより、一層思い出深く、そして、お子さまの学びにつながるからです。
ものづくり系の体験でしたら、物理的に思い出の品も手元に残ります。
これは、お子さまだけでなく、両親にとっても、最高の思い出の品ですね。
そして、地域の伝統や、最新技術などに触れることで、お子様の感性も育まれるます。
きっと、子どもの夏休みの、最高の思い出になるに違いありません。
人混みゼロ!お金もかからない!
なんといっても、人ごみに遭遇することはありません!
ほとんどが予約制なので、人気でなかなか予約できないということこそあれ、人ごみで困るということは絶対にありえません。
また、基本予約でいっぱいということも、あまり遭遇したことがありません。
ただ人が多い外を歩いているだけで、体力が蝕まれる暑い夏、大人にとってはとても助かります。
また、ほとんどの体験プランが座れて、空調の効いた室内で行われます。
子どもは体験に熱中してくれているし、プロの職人が指導してくれている状況です。
これほど、親御さんの体力が回復する瞬間もないでしょう。
また、夏休みのテーマパークを想像してみてください。
人混みだけではありません。一体、いくらかかるのでしょうか。
シーズンなので、年パスも使えませんしね。
それに比べて、体験プランは百円単位から、高くても3000円以内です!
そのコスパのよさで、半日楽しめたりするので、本当にお子様連れの旅行におすすめなのです。
以上の理由で、夏休みに、自由研究を兼ねた旅行は、思い出としても金銭面でも、そして何より、お子様の教育面でも、たいへんおすすめな選択肢です。
それでは、せっかくの自由研究ですから、特に学びに着目した体験ができる体験施設をご紹介します。
体験するなら、地元の学びを
せっかく学ぶなら、自分が住んでいる近辺の地域にまつわる体験のほうが、子どもも興味を抱きやすいかと思います。
連れて行く側も、当然近ければ近いほど、助かりますよね。
もちろん、遠出して有名な文化財を体験するのも、すばらしいことです。
子どもだけでなく、我々大人も、多くの地域の伝統文化に触れることで、歴史や風習を学び、地域の人々との交流が深まります。
さまざまな手作り体験を通じて、創造性や感性が刺激され、自己表現力が高まることでしょう。
兵庫県多可郡多可町で「和紙手すき体験」
今回ご紹介するのは兵庫県多可郡多可町の「多可町立杉原紙研究所 / 杉原紙の里」さんです。
そのため、特に関西にお住まいの小学生のお子さまをもつご家族に読んでいただき記事です。
もちろん、そのほかの地域も、のちのちご紹介する予定なので、お楽しみに。
では、たくさんある魅力の一部を紹介させていただきます!
↓東北・関東の方はこちらがおすすめ【山形県天童市】↓
兵庫県の重要無形文化財・伝統工芸品「杉原紙」
杉原紙は、主に楮(こうぞ)と呼ばれる植物の繊維を使用して作られる和紙の一種です。
兵庫県多可町周辺で古くから栽培されてきた楮の繊維は、丈夫で滑らかな質感が特徴であり、杉原紙の製造に適しています。
この伝統的な和紙は、日本の美しい伝統文化を受け継ぐ重要な存在であり、重要無形文化財・伝統工芸品として登録されています。
今回ご紹介する施設では、100%手漉きで作られており、なんとこの伝統製法は900年以上も受け継がれています。
漂白剤などの薬品を一切使用せず作られた杉原紙は、自然な白さが魅力の高品質な和紙として大変有名です。
昔ながらの紙すきの技法を今に伝える「多可町立杉原紙研究所 / 杉原紙の里」
そんな杉原紙の手漉き体験を体験できるのがこちら、「多可町立杉原紙研究所 / 杉原紙の里」さんです!
奈良時代より受け継がれてきた伝統技法を、そのまま体験することができますよ。
さらに、すいた後の和紙に、好きな色を入れたり、もみじを入れることもできるんだそう。
これで、世界に一つだけの、あなただけのオリジナル和紙が作れるんです。
とても素敵ですね。
しかも、紙の製法や歴史を学びながら、自分だけの和紙を作る最高のサービスが、なんと450円から楽しめます!
ワンコイン以下です。
色付けやもみじ入れなどを行っても、たったの550円。
破格すぎますね。いいんでしょうか。
(参照:https://sugiharagami.takacho.net/ex/)
嬉しいのが、なんと予約は1人からでもいけるんだそう。
単身でも乗り込みたいくらい魅力的ですね。
もちろん予約を覗いてみましたが、失礼ですが、余裕ありありです。
やはり質のいい体験プランほど、穴場である法則ですね。
予約は公式サイトより可能です。
道の駅のとなり!BBQ・キャンプ場あり川遊びも
アクセス
中国自動車道、滝野・社インターから国道175号経由、国道427号で50分。
北近畿豊岡自動車道青垣インターから国道427号で20分。
やはり公共交通機関では難しそうです。
しかし、この施設は、隣が道の駅になっていて、体験以外もとても楽しそうなんです!
(参照:https://sugiharagami.takacho.net/facility/#f1)
キャンプ場もすぐそこで、川遊びができるエリアまで。
なんと小学生の夏休みにふさわしい場所なのでしょうか。
これは、思い切ってレンタカーを借りて、キャンプを兼ねて体験に行ってみたいですね。
道の駅なんて、子どもは退屈かもしれませんが、大人は一番盛り上がりがち。
都会で買うととても高い野菜が、道の駅だと一回り大きくて一回り安い!なんてこともざらにあります。
レンタカーならたくさん買っても荷物になりませんし、旅行が終わって帰宅して、思い出を語りながらその野菜を食卓に並べたりしたいです。
あそこで買ったやつだよ~といえば、お子さまも食べてくれそう。
工芸品のお土産も。夏休みの思い出いっぱい作れたね
もちろん、和紙つくり体験だけじゃなく、杉原紙の工芸品・おみやげも充実しています。
なんと公式HPでも購入できるみたいです。
ざっとチェックしてみましたが、結構なバリエーションで展開されてます。
この名刺入れなんて、とてもおしゃれで普通に欲しくなってしまいました。↓
(参照:https://sugiharagami.takacho.net/item/%e5%90%8d%e5%88%ba%e5%85%a5%e3%82%8c/)
余談というか、これは個人的な感想ですが、公式HPがとても作りこまれていて、力の入れ具合がよくわかりますね。
…と、ここまで書いてきましたが、まったく案件とか、そういうたぐいのものではないのでご安心を。
シンプルに、本当におすすめしたくて書いています。
まとめ
多可町立杉原紙研究所は、日本の伝統工芸品である杉原紙の魅力を深く知ることができる貴重な場所です。
杉原紙の美しい質感や独特の製法を学ぶことで、子どもたちの感性が豊かに育まれること間違いなしです。
自分の手で作った和紙に触れる喜びや誇りを感じながら、日本の伝統文化に触れる体験は、夏休みをより充実させる素晴らしい経験となることでしょう。
ぜひ、夏休みの自由研究の選択肢として、「日本の伝統工芸 杉原紙の魅力と歴史」を検討してみてください。
体験が楽しすぎて、いつのまにか、大人のほうが夢中になってしまうかもしれませんね。
コメント